
人生の最終段階を迎えた方にとって、亡くなった後の不安は計り知れません。ましてやおひとり様の不安はより一層大きいのではないかと思います。安心した余生を迎えるためにも特におひとりさまの「終活」は重要です。
残りの人生をより良いものにするためにも、お元気な今のうちに様々な準備をしておきましょう。
ご自身の最期を迎えるにあたり、まず気になるのが財産や身の回りの整理、葬儀・供養などではないかと思いますが、実は亡くなる前の準備も非常に重要です。こちらではおひとり様がすべき「終活のポイント」をお伝えします。
おひとり様にとって最適な老後の住まい
おひとり様が安心かつ安全な老後を過ごすうえで、お住まいの選択はとても重要となります。老後の終の棲家としては以下のような選択肢が挙げられます。
- 自宅で生活する
- 高齢者向け住宅に移る
- 老人ホームに入居する
近年人気が高まっている高齢者向け施設ですが、提供されるサービスによって種類が異なる「民間の高齢者施設」と「公的な施設」があります。どの施設がご自身にとって最適かどうかは、「ご希望、ご予算、ご状況」からしっかりと判断するようにしましょう。まずはそれぞれの施設について確認することから始めます。
おひとり様が行うべき生前整理
ご高齢になると亡くなった後の「身の回り」が気になるものです。一般的に「生前整理」と呼ばれますが、おひとり様はご家族に頼ることができないため、より気にする必要があります。身の回りの整理整頓および財産や契約関係の確認、特に金融機関や生命保険の契約内容を明確にし、必要のない家財は処分または売却するなど「その時」に備えることが重要です。
これらを行っておくことで、認知症等で判断能力が低下した際や万が一の時に、関係先がわかるだけでなく、もしも相続人がいた場合などにおいてスムーズな対応ができるようになります。また、法的な部分も含みますので、専門家と相談しながら進めるとより一層安心です。いずれにしてもご自身がお元気な今のうちに行うことが重要です。
おひとり様と終末期医療
おひとり様にとって、ご自身の身に何かあった際の医療方針を決めておくことは、非常に重要となります。延命治療を行うのかどうか、経口摂取できなくなった場合はどうするのかなど、お元気なうちに明確な意思表示をしておきましょう。ご希望とは異なる治療が施された場合、生死にかかわる問題になりかねません。医師や身元保証人に確実に伝わるよう、公正証書を用いて医療方針を明記しておくと良いでしょう。
おひとり様がやっておきたい認知症対策
認知症は遺伝にかかわらず、いつ誰にでも起こり得る疾患です。おひとり様が、認知症対策として財産管理や生活支援を受ける準備を行っていない場合、認知症の進行度合いによっては、その後の老後生活を安心して送ることが難しくなる場合があります。ぜひお元気なうちに「任意後見契約の締結」などといった法的な手続きを進めておきましょう。なお、これらの契約は法律行為となるため、認知症を患ってからでは対応できません。安心した生活を続けるためにも事前対策が非常に重要です。
安心した老後生活を送るためにも、体力や判断能力のあるお元気な今のうちに終活を進めることをお勧めします。「まだ先の事」ではなく、できるだけ早い段階から計画を立てて取り組むことをお勧めします。何をしたらいいかわからないという方は、専門家を頼ってみても良いのではないでしょうか。

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